暑い夏が来ました。日本の夏といえば怪談です。学習者から聞いた珍しい話・怖い話を書いてみます。
フィリピンから来た学習者と、イラストを見て答える問題をやっていた時のこと。
河童や天狗など、想像上の生き物が六点のイラストになっていました。半人半馬のケンタウロスも描かれていました。
それを見た学習者:これ、フィリピンにもいます。
わたし:えっ、どこにいるんですか?
学習者:森にいます。
わたし:名前は何ですか?
学習者:Tikbalang (/ˈtikbaˌlaŋ/) 。
というわけで、フィリピンにもケンタウロスに似た幻獣がいることを知りました。
また、ネパールから来た学習者と日本のお化けの話をしていた時のこと。
学習者:ネパールにもお化けがいます。
わたし:どんなお化けですか? 教えてください!
そこで教えてもらったのが二つのお化けでした。
まず、Kichkanya (किच्कन्या) 。髪の長い女のお化けで、顔は髪に隠れています。長い服を着ているので、足も服に隠れて見えません。その見えない足は前後逆についています。つまり、「かかと」が前を、「つま先」がうしろを向いているのです。
真夜中、男の近くに現れて、何かをつぶやくそうです。
次が、Murkatta (मुर्कट्टा) 。首がない男のお化けで、右手に自分の首を、左手に体から伸びた無数の血管を持っています。寂しい、人気のない場所に出現し、運悪く出会った人は殺されてしまうとか。
あとで少し調べてみたのですが、以上は口頭伝承なので、話者によって内容にそれぞれ違いがあるようです。

