
火除稲荷大明神(川越市連雀町22-19)は、細い路地を進んでいくと、突然、姿を現します。
うなぎの老舗「川越いちのや」にほど近い、「医療法人豊仁会 三井病院」の裏手。
高いビルに挟まれて、境内は若干ほの暗いのですが、社殿に色鮮やかな絵馬がいくつもかけられているため、そこだけ、ほんのりと明るんで見えます。
絵馬に描かれているのは宝珠(たからのたま)。
「日本では「稲の霊(タマシヒ)」とされている。稲荷神社では、宝珠が狐たちによって守護されています」(杉浦康平『宇宙を叩く―火焔太鼓・曼荼羅・アジアの響き』工作舎、2004年、246ページ)とか。
火除稲荷大明神の絵馬には、「火災に遭いませんように」という人々の願いが込められているのでしょう。


